珈琲工房てらまち

お店について

住所  京都府京都市中京区 三条通大宮西入上町   

    64−26

 

電話  075-821-6323

 

営業時間 平日  9:00〜20:00 

                土・日・祝  8:00〜20:00

 

定休日  毎月第三金曜日

 

E-MAIL : order@coffee-teramachi.ocnk.net

 

ホームページ   http://coffee-teramachi.ocnk.net/

 

 



インタビューしました


こちらの一押しのコーヒー豆は、なんですか?


 

 

一押しの豆は、やっぱりハウスブレンドです。ブレンドてらまちという、メニューではハウスブレンドで、自分が一番好きなコーヒーの味に仕上がっているので、何がおすすめといわれれば、ハウスブレンドになりますね。他にも、ストレートコーヒーなどいろいろあるんですけど、それに関しては、農園の方々が作っておられるコーヒーの味、思いをいかにちゃんとお客様に伝えられるかということなので、すべてがおススメです

 


どういう味を目指してブレンドされていますか?

それが難しいですね。味を表現するとき、例えば、酸味が好きです、苦みが好きです、嫌いですといわれても、お互いの味覚がわからないので、言葉で表現するのってなかなか難しいですね。ただブレンドについては、酸味を少し抑えて、苦みとコク、ボディ感を楽しんでいただけるようなコーヒーが僕は好きなので、ハウスブレンドとして出してます。

 


この仕事をやっていて良かったこと、嬉しかったなと感じる時って、どんな時ですか?

それは、もうお客様が「おいしかったよ」と言っていただけることが一番ですよね。何よりも、こういう仕事だけでなくって、何にしてもそうなんですけど、何のためにやっているという事なんですね。何のためにやっているかというと、もちろん一番は自分のためなんです。自分のためなんだけど、それは、お客さんが喜んでくださって返ってくるものなので、やりがいとして嬉しく思うことは、「美味しかったよ、また来るわ。」とか、何も言わないでもリピーターで来てくださると、うれしいし、励みになります。

 


仕事をしておられる中で、一番気をつけていることはなんですか?

独立した時と会社にいた時、立場で、気をつけることは違うんです。なにを気をつけなければいけないかは、やっぱり、一番は思いやりです。お客さんにも、スタッフにも、一緒に働いている人たちにも、一つ共通して言えるのは、思いやりをもって仕事をすることです。思いやりも立場立場で違ってきます。何を一番大切にすることかは、それはその時に、自分で考えることです。人を大切にすること、商品を大切にすること、建物を大切にすること、物を大切にすること、すべてが思いやりです。こういうことをやっておけば、次の人が仕事がしやすいとか、職場のコミュニケーションが取れるとか、いろんなことにつながると思うので、僕は一つ思いやりを基に仕事をしています。

 



息抜きは、どうされていますか?

今、この仕事が趣味の延長なんですね。独立して、自分の思うようなお店をやって、一生懸命好きな事をやっているので、休息というのが常なんですね。コーヒーの豆を焼いているときが、遊びなんですね。逆に、新聞を読んでいる時や食事をしているときが、勉強なんですね。お客さんと会話をするために、新聞を読むことが勉強なんです。皆さんのいう休憩時間が仕事の時間なんです。コーヒー淹れたり、豆を焼いたり、メニュー作ったり、皆さんがいう仕事が趣味なんです。趣味が仕事になって、とても幸せな仕事をしてます。仕事をしていたら休みがなくて、頭がずっーと回ってます。ただ、一つ切り替えが要ります。それは、孫と遊ぶ事です。こう見えても、おじいちゃんなんです。まったく違ったことをすることが、休憩というよりも、頭のスイッチの切り替えです。

 


最後に、美味しいコーヒーの淹れ方ってありますか?

もちろん、ありますよ。よく聞くことで違うことは、蒸らしをしていなかったり、お水が違ったり、私たちは浄水器の水を使っているのでお水が違います。最初にコーヒーを入れて、それから蒸らしというのが必要なんですね。少しお湯を入れて、しばらく30秒程待っておいて、コーヒーが膨らんできたときに、本注ぎをやってあげることですね。お湯の温度は、90度ぐらいです。ぶくぶく沸騰したのをおいて、氷を1つ入れたぐらいが、だいたい90度くらいになります。

 


貴重なお時間を、どうもありがとうございました。

てらまちマスターよりメッセージ 仕事はしんどいです。でも仕事は、楽しくすることはできます。楽しい環境を作ることはできます。がんばりましょう!

 


編集後記

喫茶てらまちさん、マスターのお話を聞いて、仕事をすることで一番気をつけることは、“思いやり”だそうです。どんな仕事をする上でも、自分の置かれている立場、上司、同僚、スタッフへの思いやりが大切であり、お客さんを思いやる、商品に対して思いやりを込めるとのご意見が、とても素晴らしいと思いました。喫茶店を志して、サラリーマン、そして、独立してから振り返って、岐路に立った時に指針をもっていれば、原点に戻ることができるとのことでした。“思いやり”を持つことは、働く上で大切だと教えて頂きました。人として生きていくためにも、大事なことなんだなと思いました。

 

コーヒーの味については、どのコーヒー豆もおすすめだそうです。農園の方が育てたコーヒー豆を、いかに美味しく引き出せるか、思いを伝えられるか、が大事なので、どのコーヒーもみんなお勧めだそうです。一つお勧めと言われれば、マスターの好みで、ボデイ感のある“ハウスブレンド”を出すようにしているのだそうです。説得力がありました。

 

喫茶店をやっていて良かったことは、お客さんに美味しかったと言われることで、リピーターで来てもらえるとさらに嬉しいんだそうです。また、そらいろからの帰りにでも、お話の続きを聞きに行きたいです。

 

喫茶教室も開いていただいて、マスターのユニークなキャラクターと、コーヒーに対する匠のこだわりを感じました。コーヒーの気品高い香りが漂ってきます。どうもありがとうございました。