私で三代目です。先代が築いた店をずっとやってきたことが良かったと思っています。
キャッチフレーズは、“良い品にまごころをこめて”
消費者の方に喜んでもらえるような商品を提供することです。
時間の余裕があるときよりも、忙しくしているときの方が心地よい疲れを感じます。
年末でお客さまがたくさん来られて商品を取りに入ったり、配達しているときに、「今日は一日よく働いたな」って充実感を感じます。
小さい頃から親が働いているのを見て、商売というのはこういうものなのかと思っていて、それが働くという事だと思います。一番は生活のため、食べていくためです。
商品管理です。商品の汚れや、商品に針が混入したりしないように、気を遣います。店舗をきれいにすることとか。ウインドウのディスプレイなども考えます。
若い時は毎週日曜日テニスをすることが息抜きでした。
現在は家内と一緒にサイクリングをしたり、桜を見に行ったり。庭いじりをしたり。
たまにパチンコにも行っています。
個人差があるので、使ってもらわないと分からないですね。
どれがいいかというより、その人に合うかどうかが問題です。
デパートの高い枕より、1000円のそば枕が合うという人もいます。
布団より枕のほうが選ぶのが難しいです。
素材もいろいろあります。綿のお布団や羽毛布団など。例えば敷布団については年配の方は綿のお布団がいいといわれる方が多いし、若い方は固いマットみたいなお布団がいいといわれる人もいます。
年配の方は、布団のうち直しを望まれる方が多いです。羊毛は打ち直しができませんが、羽毛布団については、側生地を新しくして、リフレッシュされる方が最近増えてきました。
素材の違いが一番多いです。
元の綿には戻りません。綿の質はだんだん悪くなってしまいます。機械で綿をほぐすので、3~4回していると繊維が短く切れてしまいます。固いせんべい布団がいいという方はずっと使い続けるし、ふわっとしたのが好きな方は、2、3年に一回仕立て直しをする方もいます。使われるかたの感覚によっていろいろです。
結局食べ物とはちがい、食べてみておいしい、まずいはすぐわからない、実際使ってみないとわからないのでお客さんにアピールするのはなかなか難しいです。
羽毛布団は軽くて頼りないという方も、羽毛布団だからいいという方もいらっしゃいます。
毎日使うものなので、専門店で品質や、どういう綿や生地を使っているか聞いて購入する方がいいと思います。大型店など安いお布団もありますが、中身を吟味して、カバーひとつでも洗濯に耐えられるものを選ぶとか…
専門店でアドバイスを受けてお布団を購入して欲しいと思います。
このお店の前を通る時、静かなお店でどんな方がいて、どんなお客さまが買いに来るのかなと関心を持っていました。
はじめはとても緊張したのですが、お店の中は落ち着いた昭和時代にタイムスリップしたような暖かい雰囲気でした。
いろいろお話を伺ううちに、店主の表情がいきいきしてこられ、素敵だなと思いました。
「良い品に真心をこめて」というキャッチフレーズに店主の仕事に対しての想いが詰まっていると感じました。
お仕事中にもかかわらず、私たちのインタビューに気さくに笑顔で応えてくださったことがとても嬉しかったです。